阿部敏郎の「いまここ塾」

(文庫)阿部敏郎の「いまここ塾」 (サンマーク文庫)

今回は阿部敏郎さん著書、「阿部敏郎の「いまここ塾」」を読みました。


自己啓発書、スピリチュアル系の本や悟り系の本には、よく「今ここ」というフレーズが出てきますよね。悟りを得るため、自分が幸せになるためには、「今ここ」「自分が在る」状態がとても大切ですよ、ということです。


例えば人が悩むことで多いことと言えば、「過去への後悔」ああ、あんなことしなければよかった。とか、今日あった職場での嫌なことを思い出してはまた嫌な気分になって落ち込んだり悩んだり。


そしてもう一つは「未来への不安」将来への不安や明日への不安。この二つに共通することは、思考にとらわれてしまい「今ここ」にいないということ。

食事を摂っていても、口をもぐもぐさせて食べてはいるけど、心ここにあらずで今日起きた終わってしまったことをまた思い出して悩んだり、先の不安に怯えたりしてしまう。

ご飯の味もなにもわかりはしない状態。「今」にいない。「ここ」にもいない状態。確かにこの状態の繰り返しでは、幸せや安らぎとは程遠い状態にあるということはなんとなくわかりますよね。


私たちが過ごす日常、今まで過ごしてきた日常は「今」の繰り返しで、「今」「今」「今」と今がずっと続いて繰り返してきて生きてきたんですよね。

だから「今ここ」を心地よく過ごすことが自分を満たすこと、幸せの流れに乗ることなんだって思うんですけど、いざやろうと思うと「思考」が邪魔してなかなか「今ここ」に在るという状態って難しいですよね(笑)


この阿部さんの本では、その「今ここ」がいかに大切か、そして「今ここ」を生きるためのヒントや気付きが沢山ちりばめられていて、とても読み応えがありました。


例えば阿部さんのお話し


「すごく楽しいときは、考えの中にいません。「なんでこんな楽しいかしら」って考えていません。だから楽しい。そういうときは、やっていることと自分が一体化しているんですよ。考えていないってのは、状況と自分が一致してるときです。


考えながらやっているときは、やっていることと自分が分離しています。やり切っていないんですね。たとえばいまだったら、僕はしゃべるということになりきる。その瞬間、実は考えていないんです。その場で起きることが起きているんですね。


でも自分が頭で判断して、こうしゃべるべきか、いまどうしゃべっているかな、どういうふうに聞いてくれたかな、いま僕のことどう思っているかな、なんてかんがえだしちゃったら、そのときに自分はなりきれていませんからね。自分がどう見られてるかって思っちゃうとね。


だからなりきるってのは、人の目とかそういうものを超えて、やっていることになりきる。聞くんだったら、聞くことになりきる。そうやって100パーセントなりきったのが、「いまここ」ってことです。

そういう瞬間は、みなさんにもあると思います。それをふだんの生活の中で、そんな時間帯を増やしていく。

考えないと大変なことになっちゃうって思うかもしれないけど、そうじゃない。むしろ正確な判断ができることが多いんですね。「無心」これ以上に強いものないです」



なんかピンときますね。「今ここ」のヒントです。


もうひとつ私がピンと来た内容です。


「あなたを一番観察してるのは、おそらくあなた自身です。いつも遠巻きに、自分を見ているわけ。この自分を見ているコイツがいると、決して心から喜べないの。心から感動しないの。心から笑えないの。


この見張り人は、笑っているときも、そんな自分を冷静に見ちゃっているわけ。これが結構冷ややかなやつでね、あなたがすごく楽しそうにやっているときにも、コイツが言うの。「何やってんのあなた、かわいいふりしちゃって」なんてことを。そうなると自分が嫌いになっちゃう。


「ああ、私って見せかけだわ」って。あなたや僕が、不純だからそうなるんじゃなくて、子供のときからずっと絶え間なく繰り返しやってきたことなんです。


で、この見張り人がいない状態、コイツがいない状態を「いまここ」っていうのね。

「いまここ」でやっていることと、やっているあなたとが、一致してる状態。ふだん僕たちは、やっていることと、自分が分離していて、それを客観的に見ている自分がいるわけですね。だから「いまここ」じゃないの。それは状況を分析して、判断しているわけ

~略~

しかもそれが、自分のことを好きになれない原因になってしまっている。自分が、絶え間なく演じているみたいに思ってしまうから。その見張り人こそが、恐れです。いつも何かを恐れているから、見張っているんです。


「いまここ」を生きるっていうのは、恐れがない状態なんですよ。「いまここ」で、すでに完結している。いまが結果であるってことを、受け入れている状態。

~略~

いまを生きるというのは、いまでOKっていう感覚をもっている状態です」

今を心地よく生きていきたいな



この文章にも私は「うんうん」と頷いてしまいました(笑)そして読みながらこの本には、「操体法」と共通する考え方が沢山あって驚いてしまいました。


面白そうだな、と思われた方は読んでみてください。幸せに生きるためのヒントが見つかるかもしれませんよ♪


「今でOK」「ありのままでOK」「そのままでOK」の気持ちで、「今を心地よく」生きていきたいですね。



コメント

  • 今ここ・・・ない

    そうですね
    「今」「今」「今」が現状です。
    仕事から帰ってきても仕事のことを考えているため子供の話にも空返事、あっ!しまった!
    と・・・
    こんなこともあり自分を見直すいやいや楽しく過ごすために最近これは読んでみたいなぁと思う本を読んでいますが
    「いまここ塾」も読んでみたい本のひとつとなりました。


  • Re: 今ここ・・・ない

    >>1
    コメントありがとうございます!
    嬉しい初コメントで~す!今ここ・・ない??
    いえいえ今ここ・・あります(笑)名人じゃないですか。
    平工さんは操体やってるときは、「いまここ」の名人ですよね。
    「いまここ」で心地よく動く名人。「いまここ」を味わう名人。
    操体的に「いまを心地よく」生きていきたいですね(^^)
    「いまここ塾」院内図書館にあるんでぜひ読んでみてください。
    院内図書館には本が沢山あるんで探せるかな(笑)


  • Re: Re: 今ここ・・・ない

    あっ!
    確かに操体しているときは心地よいです。
    「いまここ」の名人・・・(笑)
    もっと「いまを心地よく」過ごすために
    沢山の本の中から探しますよ(笑)
    ありがとうございました。



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