健康に生きる秘訣は、体に備わる「自然の力」を活かすこと

健康に生きる秘訣は、「自然の力」を活かすこと

「院内だより3月号より」

こんにちは、友輝接骨院院長の伏見です。もうすっかりと春の陽気ですね。
今年もあっという間に桜の季節です。

私たちの体の細胞は日々生まれ変わっています。

心筋細胞や脳細胞など再生しないものもありますが、骨や筋肉、内臓や皮膚などほとんどの組織が日々死滅と誕生を繰り返しています。

再生のスピードは担う役割によって大きく左右されます。特に外界と接する組織では、細胞の再生速度が速いです。
皮膚は約1か月でほとんどが入れ替わるし、胃の粘膜は約3日で入れ替わります。(口から肛門までは食物が通っていくので、外界と接しているのと同じです)さらに腸粘膜にいたっては、1~2日ですべてが入れ替わります。

骨や筋肉も入れ替わっています。体に備わる力の凄いところが、硬い骨であってもその人の生活習慣や職業、体の使い方に応じて、力学的に微妙に形を変えて対応しているところです。

骨の中には「骨梁(こつりょう)」といって、家でいう梁(はり)や柱の役割をする支えが張り巡らされています。その梁(はり)が力の加わる方向や強さに応じて、潰されないよう「変化」してうまく対応しています。

わかりやすく大げさに言うと、「ここは崩れそうだから柱の角度を変えよう」「ここは沢山力が加わるから危ないよね、もっと柱を太くしよう!」といった感じです。体の適応能力ってスゴイですよね。

歳をとると骨を作る骨芽細胞が減るので、骨を壊す役目の破骨細胞の比率が増え、特に女性は骨粗しょう症になる比率が高くなります。

だけど体は、その人の日常生活に応じた「役割を担う体」を維持しようとするので、ご年配の方でも運動をしている人やよく体を動かす人の骨は、体を動かす習慣のない人に比べて丈夫です。また、体重の重い人も負荷がかかるぶん骨も強いです。

私たちの体は、使わなければ退化していきます。(「廃用性萎縮」といいます)

わかりやすい例として、宇宙飛行士は「重力」のないところで長期間過ごすので、筋肉や骨が衰えます。

筋力が衰えることは知っていても、骨までもろくなることはあまり知られていないのではないでしょうか。宇宙では、高齢者の骨粗しょう症患者の10倍の速さでみるみる骨が弱ってしまうそうです。

体は「やらないことからやれなくなる」という性質を持っています。

よくあるのが、膝が痛くて医者から「あまりムリしないでくださいね」と言われたので、あまり体を動かさなくなったら、どんどん筋力が衰えてさらに歩けなくなるといったことです。

骨折や捻挫などのケガの場合は、組織が修復するまで安静が必要になりますが、慢性的な症状に対しても同じような対処の仕方をしていては、かえって体は衰えて痛みが増しさらに動けなくなるといった悪循環に陥ってしまいます。

また、歳だからといって活動することを控えてしまうと、筋力が弱って寝たきりのリスクが高くなります。
しかし体の凄いところは、「今」から生活習慣を変えることで、体も変化し改善していくというところです。

私たち人間は自然の一部です。体の「自然」を活かし、自然の能力を高めていく、ということが大切だと思います。

体は新しい習慣を始めると、その新しいことが出来るように少しずつ変化していきます。また、体に適度な負担を与えると、その負荷に耐えられるよう肉体を強くしてその負荷に耐えようとする性質があります。

重いものを持ち上げたり筋肉に負荷をかけると、筋肉はその負荷に耐えられるよう筋繊維を太くさせ筋肥大が起こります。その能力を利用するのが、筋肉の発達具合を競うボディビルです。

ボディビルの人たちは、重い重量のダンベルやバーベルを限界まで繰り返し持ち上げることで、筋繊維を一度壊します。すると壊された筋繊維は寝ている間にさらに強くなろうと前より筋繊維を太くします。結果筋肉が肥大します。

この負荷に耐えようとする能力は、まさしく自然界に生きる私たちの「自然の能力」です。

私自身20代のころから筋トレを習慣にしています。今年47歳になるので、もう人生の半分以上続けていることになります。「今日はやるのしんどいな」って感じることもありますが、体を動かすことの面白いところは、やる気がなくてもとりあえず体を動かしてしまえば、いつの間にかやる気になって一生懸命やってしまうところです。

体にアプローチすると心も変わります。また、脳の働きも良くなることがわかっています。

最近は、社会状況として体を動かす機会も少なくなってきています。だけど、意識的に体を動かすことで、エネルギーが高まることを感じるし、疲れにくくなり気力も湧いてきます。きっと誰もが体を動かすことで気分が明るくなったり前向きになった経験があるかと思います。

体を動かすことでエネルギーが沸いてきます。
「生命力」を高めるのに一番簡単なのは、体を動かすことです。

筋トレじゃなくても何でもいいと思います。外を散歩してもいいですし、公園を歩くのもいいかと思います。時間があるときは自然に触れてみるのもいいと思います。
きっと体も喜んで活性化します。うつの人にもウォーキングなどの運動はとても良い効果があることがわかっています。

体を動かすことは本当はとても心地よいことです。

だけど「やらなければならない」という思考になったとたんに、その心地よさがわからなくなってしまいます。「思考」するのではなく、ただ体の感覚を「感じる」。

操体法と同じです。「感じる」ことと「思考」することは同時におこなうことが出来ません。操体法では、思考を止めて体の感覚を満たすことで、体に備わる自然の力を引き出します。

身体の感覚を感じ味わう。簡単なことから初めてみませんか?からだの自然を味わってみてくださいね♪ 今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。(おわり)


コメント


認証コード5637

コメントは管理者の承認後に表示されます。